NAATI認定翻訳とは何か
「NAATI認定翻訳」とは、オーストラリアのNAATI(National Accreditation Authority for Translators and Interpreters)によって認定された翻訳者が作成した翻訳書類のことです。オーストラリア政府は、移民・ビザ申請、法的手続き、その他の公式書類に、このNAATI認定翻訳のみを受け付けています。
一般的な翻訳や機械翻訳とは異なり、NAATI認定翻訳は翻訳者の資格、書式、署名などに関して厳格な基準が定められています。この記事では、適切なNAATI認定翻訳書類がどのように見えるかを詳しく解説し、チェックリストも提供します。
NAATI認定翻訳書類に必ず含まれる要素
正式なNAATI認定翻訳書類には、以下の要素が必ず含まれていなければなりません。これらが欠けていると、移民局や裁判所などの公的機関に受理されない場合があります。
- 翻訳者のフルネーム(ニックネームや略称は不可)
- CPN番号(Credentialed Practitioner Number:NAATI認定番号)
- 認定文言:「This is a true and accurate translation of the original document」またはそれに相当する声明
- 翻訳日(日付が明記されていること)
- 翻訳者の署名(直筆署名または承認されたデジタル署名)
- 翻訳者の連絡先(一部の機関ではメールアドレスや電話番号も要求)
翻訳書類の書式と構成
NAATI認定翻訳には、特定の書式要件があります。正式な翻訳書類は以下のような構成になっています。
- 原文書類の完全な翻訳(一部省略や要約は不可)
- ページ番号と原文書類のページ数の明記
- 翻訳者の認定スタンプまたはレターヘッドの使用
- 原文の各セクションに対応した翻訳の明確なレイアウト
- 原文に含まれるすべての情報(住所、日付、署名の記述など)の翻訳
よく見られるNAATI認定翻訳書類の例
実際のNAATI認定翻訳書類には以下のような情報が含まれています。例として、日本語の出生証明書の翻訳を見てみましょう。
- 上部:「日本語から英語への翻訳」と書類名の記載
- 本文:原文の内容を正確に英語に翻訳
- 末尾:「私、[翻訳者名](CPN番号: XXXXXXXX)は、この翻訳が原文書類の正確かつ完全な翻訳であることを証明します。[日付]」
- 翻訳者の署名とスタンプ
NAATI認定翻訳ではない翻訳の問題点
次のような翻訳書類は、公的機関では受け付けられません。これらのケースに当てはまる場合は、NAATI認定翻訳者への依頼をお勧めします。
- Google翻訳やDeepLなどの機械翻訳
- 資格を持たない個人による翻訳
- CPN番号や認定文言が欠けている翻訳
- 原文の内容が省略または変更されている翻訳
- 認定が失効した翻訳者による翻訳
NAATI認定翻訳の確認チェックリスト
翻訳書類を受け取ったら、以下のチェックリストで確認してください。
- ✅ 翻訳者のフルネームが記載されている
- ✅ CPN番号(8桁)が明記されている
- ✅ 認定文言が含まれている
- ✅ 翻訳日が記載されている
- ✅ 翻訳者の署名がある
- ✅ 原文のすべての情報が翻訳されている
- ✅ NAATIディレクトリでCPN番号を照合した
すべての項目にチェックが入れば、その翻訳書類は公式書類として提出できます。
まとめ:正しいNAATI認定翻訳で申請をスムーズに
NAATI認定翻訳は、オーストラリアでの各種手続きにおいて欠かせない書類です。適切な書式と必要事項が揃っているかどうかを提出前に確認することで、書類の却下を防ぎ、申請をスムーズに進めることができます。
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